急性外傷の応急処置(POLICE編)
こんにちは!
野洲行畑鍼灸整骨院の山外です(n*´ω`*n)
今回はより専門的な話になります!
「RICE」「PRICE」はご家庭でできる処置でした。
「POLICE」は少々専門知識が必要で難しい言葉がでてきます。
雑学程度でお読みください!
「POLICE」は安静(不動・長期固定)は回復を阻害する一方、
力学的負荷を段階的にかける治療が最も効果的であることが
多くの疾患で一貫して報告されてきた経緯を受け
「PRICE」のうちのRest(安静)を
Optimal loading(適切な負荷)に置き換え提唱されました。
Optimal Loading(適切な負荷)とは・・・
必要以上に安静・固定をすると筋肉の萎縮や
関節の拘縮などの弊害が生じることがあるので、
適度な運動を早期から行うことで筋委縮を予防し、
組織修復を改善することを目的とする。
はい。
なんだか難しい内容になってしまいました。
ざっくり説明をしていきます。
安静にしなきゃ!とまったく動かず長期間過ごすとします。
すると、筋肉は落ちて弱くなってしまいます。
また、関節の動きが悪くなってしまいます。
すると、いざ痛みがなくなって動こうとしても
以前と同じように動けないですよね?
適切な負荷をかけてあげることにより
早く治さなきゃ!と身体が反応してくれます。
段階的に負荷をかけていくことにより
この負荷に耐える為にはこれくらいの強さがないとだめだ!
と身体が認識してくれます。
なんとなく伝わりましたか?
では、「適切な負荷ってどれくらい?」となると思います。
損傷の程度や受傷時のエネルギーの大きさや治癒段階などによって
異なってくるので専門知識・経験が必要となります。
適切な負荷ではなく過度な負荷をかけてしまうと悪化する恐れがあります。
なので「POLICE」はご家庭での実施は難しいと思います。
ご家庭では「RICE」または「PRICE」を実施しましょう!
次回は今シリーズ最後の「PEACE and LOVE」についてです。
これは2020年に提唱された亜急性期・慢性期の対応も含めた内容となっております。
今回に引き続き少し難しい内容になると思います。
更新をお待ちください(^_-)-☆