タンパク質
こんにちは。
はりまだ鍼灸整骨院の延命寺です。
今回はタンパク質についてです。
タンパク質と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
「タンパク質?マッチョマンが意識してるもの」、
「プロテインのこと?」「なんか太りそう…」など
漠然としたイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
タンパク質は炭水化物・脂質とあわせて三大栄養素(熱量素、構成素ともいう)と呼ばれています。
理由は身体を作ったり、エネルギー源になる役割があるからです。
タンパク質 1gあたり4キロカロリー
炭水化物 1gあたり4キロカロリー
脂質 1gあたり9キロカロリー
脂質だけが9キロカロリーなのがポイントですね。
脂質が太りやすいのはこの為です。
太る=エネルギーを蓄えていると思ってください。
さて、タンパク質の話をします。
タンパク質の効果と効能
• 1.筋肉だけでなく臓器や皮膚、爪、髪などカラダそのものになる
• 2.免疫力の根源 免疫グロブリン(抗体)の原料になる
• 3.生物が生きるのに欠かせない酵素の原料になる
• 4.酸素を運搬 – ヘモグロビンの原料になる
• 5.タンパク質の過剰摂取には注意!
1、筋肉や臓器、皮膚、爪、髪などカラダそのものになる
タンパク質はアミノ酸とよばれるもので構成されており、カラダを作る主成分となります。
よく、タンパク質=筋肉と理解されている方も多いですが、実際には筋肉のほかに臓器、皮膚、爪、髪など、カラ
ダのあらゆる組織を作る成分となっています。
したがって、タンパク質が不足すると臓器や皮膚、爪、髪などカラダのあらゆるところに異常が現れはじめます。
皮膚や爪、髪の毛などが正常に保たれているのもタンパク質のおかげなのです。
2、免疫力の根源 免疫グロブリン(抗体)の原料になる
タンパク質は免疫グロブリンの原料にもなります。
免疫グロブリンとは別名、抗体のことで、カラダに侵入してきた細菌やウイルスを排除する働きをします。
免疫グロブリン(抗体)の働きのおかげで、私たちは一度感染した感染症や伝染病などに二度とかからない免疫力を
つけることができるのです。
したがって、タンパク質が不足すると免疫力が低下し、感染症などの病気にかかりやすいカラダになります。
3、生物が生きるのに欠かせない酵素の原料になる
タンパク質は酵素の原料となります。
酵素とは物質を消化、吸収、輸送、代謝、排泄に至るあらゆる課程に関与して、触媒として機能してくれる物質です。
そのため、酵素は生物が生きていくために欠かせない物質と言えます。
4、酸素を運搬 – ヘモグロビンの原料になる
タンパク質はヘモグロビンの原料にもなります。
ヘモグロビンとは赤血球の中にある色素とタンパク質からなる複合タンパク質です。ヘモグロビンは血中で酸素を
運搬するという重要な働きをします。
ちなみに、ヘモグロビンが不足するとカラダは酸素不足となり、
血液の循環を速くするため、動悸やカラダのだるさ、疲れやすいといった症状が現れます。
5、タンパク質の過剰摂取には注意!
カラダの主成分を構成するタンパク質ですが、過剰摂取には注意が必要です。
タンパク質は過剰摂取すると尿として排泄されるため、腎臓に負担がかかります。
また、タンパク質を摂りすぎるとカルシウムの排泄を促すため、カルシウムが不足しがちになります。
骨が弱くなったり、骨粗鬆症になるリスクも高まりますので注意しましょう。
ここまでがタンパク質の効果です。
参考文献、良好倶楽部さんです。
非常にすばらしいですね(‘ω’)
タンパク質を見直しましたね。
では、この素晴らしいタンパク質を一日どれくらい摂ればいいかというと、
厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」によれば、
一日あたりのタンパク質平均必要量は成人男性で50g、成人女性で40gと定義されています。
可能であれば成人男性は60g、成人女性は50g摂ることが推奨されています。
また妊娠中の方、成長期の子どもなどでは必要な摂取量が異なります。
と、いうのが一般の方ですがアスリートはもう少し多いです。
国際オリンピック委員会のスポーツ栄養コンセンサスによれば、
持久系競技で体重1kgあたり1,2~1,4g。
筋力、瞬発系競技で1kgあたり1,7~1,8g。
くらいが推奨されています。
50kgの瞬発系のアスリートでは1日に85~90g位のタンパク質が必要になってきます。
これは一般成人と比較すると倍くらい違ってきますね。
ちなみに日本の食事は動物性のタンパク質が少ないので1kgあたりに2g程度取る方が
むしろいいと思われますので参考にしてください。
そして、どの食べ物に何が多いかといいますと、、、
それは、調べればすぐ出てくるので探してみてください(笑)