脂質の役割
こんにちは。
はりまだ鍼灸整骨院の延命寺です。
五代栄養素二つ目の脂質について。
一つ目のタンパク質についてはこちらをどうぞ!
https://nagomi-medical-group.com/1188
エネルギー源となることからタンパク質と同様に三代栄養素と呼ばれています。
昨今のダイエットブームで痩せすぎの方、脂肪を摂れていない方など
必要な脂質が補えていないケースがあります。
もしくは摂取過剰でメタボや糖尿病などになる方もしばしば。
役割を理解して上手に生活していきたいですね。
まず、皮下脂肪としての役割について
① 燃費の良いエネルギー源となります。
炭水化物、タンパク質が1gあたり4kcalなのに対して
脂質は1あたり9kcalもあります。
少ない量でたくさん動くことができます。
② 衝撃の緩衝
倒れたときなど脂肪がクッションとなり
内臓や骨などを衝撃から守ってくれます
力士は脂肪をつけることで相手からの強い衝撃に
耐えることができます。
③ 保温と断熱
皮下脂肪は体内で発生した熱を外に逃がしにくくしたり
外からの熱を遮断したりします。
水中では体温が奪われるのを防ぎます
体内での働きにおける役割
① ビタミンの吸収
ビタミンの中には脂肪に溶けて吸収されるものもあります。
そのため脂肪と一緒に取ることでビタミンの吸収が良くなります。
② ホルモンの原料
女性ホルモンのエストロゲンなど
体内で様々な作用をするホルモンを
作っています
③ 細胞の壁
身体の約60兆個もの
細胞の壁(膜)をつくり
またその働きを助けています。
脂質は様々な場面で体を守ったり
細胞やビタミン・ホルモンの働きを促したりする役割があります。
しかし摂取しすぎると身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
1日に摂取する脂質の量は55gが理想とされています
多すぎ、少なすぎの方は調節してみてください。